デザレックスの自主回収が発表されました
※2019年11月15日追記:供給再開の目処がたったそうです。詳しくはこちら → 2019年11月中旬頃にデザレックスが供給再開されるようです。
花粉症シーズンによく使われる抗ヒスタミン薬の一つ、デザレックス錠5mgがメーカー自主回収となりました。製造元であるMSD社の約次手続きの不具合があったそうで、現在市場にあるデザレックス錠5mgは有効性、安全性といった品質面には影響はないそうです。
→https://www.info.pmda.go.jp/rgo/MainServlet?recallno=2-8642
改めて手続きをした上での再供給となるため、医師の処方せんにデザレックス錠5mgが記載されている場合は、医師と確認の上、対応させていただければと思います。
デザレックス錠5mとだいたい同じ効果、同じ服用タイミングであるビラノア錠20mgが代替薬として挙げられますが、他にはザイザル錠5mg、アレジオン錠20mgなど、ご提案できる薬があります。ビラノア錠20mgを代替薬としてご使用頂く場合、デザレックスとは違い、食後2時間空けてから服用するほうが効き目が良いので、寝る前に飲むことをおすすめ致します。
参考までに、デザレックス錠5mgは1錠あたり65.5円、ビラノア錠20mgは1錠あたり75.6円、ザイザル錠5mgは1錠あたり87.8円で、アレジオン錠20mgは1錠あたり89.5円(ジェネリック品だと開発費用が上乗せされていないので1錠あたり35.7円)です。この金額から、患者様ごとの自己負担率で計算されます(大体の人は3割です)。
供給が再開されましたら、またHPにてアナウンスさせていただきます。
余談ですが、デザレックス錠5mgは去年は供給が安定せず、一時出荷制限がありました。眠気が少なく、食事の影響を受けづらい薬のため、有用な薬であることはそうですが、医薬品は効果と安全性だけではなく、安定供給が求められるものですので、早く供給再開し、盤石な体制を整えていただきたいところです。
【薬局お茶の水ファーマシーについて】
薬局お茶の水ファーマシーはお茶の水・神保町で夜間土日も営業している薬局です。処方箋による調剤のほか、風邪や胃腸炎といった症状に合わせて薬剤師がお薬をご提案できます。夜間土日も営業していることから、神保町界隈のビジネスマンによくご利用いただいております。お医者さんのところに行く時間がない、病院が開いていなかったといった方には特にご利用していただきたい薬局です。
【通常営業時間】
・11時00分~20時00分(月、木、金、土、日)
・16時00分~20時00分(水曜日のみ)
※祝日、お盆休み、年末年始のお休みに関しては別途お知らせよりアナウンスいたします。
【アクセス】
・都営地下鉄・東京メトロ「神保町駅」A5出口より徒歩4分
・JR中央総武線各駅停車「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口より徒歩7分
とってもおいしいうどんのお店「丸香」さんの向かい、白いタイルのビル3階に薬局お茶の水ファーマシーがあります。
【具体的な業務について】
薬局お茶の水ファーマシーはどの医療機関の処方箋も受け付けております。初めて来局される患者様は在庫をお調べいたしますので、03-5577-7646までお電話ください。薬剤師が在庫をお調べいたします。また、お医者さんのところに行く時間がない、休日でどこもやっていないという場合は当薬局の薬剤師が症状に合わせてお薬をご提案することができます。
・咳、鼻水、鼻づまり、発熱、のどの痛みといった風邪症状の対応
・筋肉痛、肩こり、足のつり(こむら返り)といった症状の対応
・花粉症の対応
・二日酔い、食欲不振、胃炎といった症状
・乾燥肌、皮膚のトラブル
・各種サプリメントや化粧品の相談
・医療機関と連携した受診勧奨
以上が薬局お茶の水ファーマシーが対応できる具体的な業務内容です。ちょっと調子が悪い時、お気軽に薬剤師までご相談ください。ご利用者の方の健康をサポートする、というのが薬剤師の仕事です。

<この記事を書いた薬剤師です>処方せんが必要なお薬だけではなく、風邪や花粉症といった軽症で使用するお薬の相談・販売も承っております。その他にも、栄養剤、サプリメント、化粧品、洗剤など、ケミカルな相談もなんでも受け付けております。薬局のLINE公式アカウント、お電話、薬局窓口までお気軽にどうぞ。
執筆した「ビジネスパーソンのためのセルフメディケーション読本」が技術書典9エポックメイキング部門で優秀賞を受賞しました。 → https://techbookfest.org/product/6426464534659072

#痛風発作も慢性腎臓病進行のリスク因子
18歳以上の痛風患者6万8897例(痛風罹患群)と年齢や性別等をマッチさせた55万4964例(対照群)とを、中央値で3.68年の追跡した結果、CKD進行のリスクは対照群と比較して痛風罹患群で、29%有意に上昇(HR 1.29、95%CI 1.23-1.35、P<0.001)したことがわかり、痛風発作は慢性腎臓病進行の独立した危険因子であることが明らかになりました。
BMJ Open. 2019 Aug 28;9(8):e031550. doi: 10.1136/bmjopen-2019-031550.