のどが痛い時には

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乾燥しやすいシーズンではのどが痛くなることが多いです。風邪の初期症状としてのどが痛くなる方もいらっしゃいます。今回は薬局でご用意できる、のどが痛い時に提案できるお薬をご紹介いたします。

 

桔梗湯(ききょうとう)

とてもお勧めできる漢方薬です。飲むというより、長く薬液をのどに接触させるように使うことで効果を発揮します。使い方としては、お湯に溶いてゆっくり飲むか、冷ましてからうがいしてそのまま吐き出します。とてもおいしい漢方でもあるので、漢方の味が苦手な方にもお勧めできます。ただ、急な高熱とのどの痛みの場合は、溶連菌の場合があります。のどに違和感がある程度なら桔梗湯、38.5℃を超える高熱なら耳鼻咽喉科で見てもらいましょう。溶連菌の場合は抗生剤で治療が必要です。

小柴胡湯加桔梗石膏(しょうさいことう・か・ききょう・せっこう)

喉のあたりが腫れて、痛いなぁと感じるときに使います。桔梗湯と同じく、お湯に溶かしてゆっくり服用します。桔梗湯よりも効果が期待できますが、値段も張ります。2日分もあれば十分でしょう。使っていても高熱、つばを飲み込むと喉が痛いという場合は耳鼻咽喉科の診察をおすすめします。オンライン相談で事前に溶連菌かもしれないと薬剤師が判断した場合、直接近くの耳鼻咽喉科を紹介致します。ちなみに葛根湯と併用することも場合によってはできます。小柴胡湯加桔梗石膏は葛根湯、麻黄湯とともにおすすめできる常備薬です。

カルボシステイン

ムコダインで有名な痰切りのお薬です。のどの粘膜の修復にも使われます。風邪の症状によく処方されるため、飲んだことがない人が逆に少ないお薬かもしれません。

アズレンうがい薬

のどの炎症を抑える効果があります。消毒薬ではないので、風邪の予防というより、のどが痛いという症状に対して使われます。なお、イソジンも同じような感じで使われているかと思いますが、風邪の予防で使うのなら、水道水でうがいしたほうが経済的です。塩素が入っているので、殺菌効果が期待できます。

ロキソニン

解熱鎮痛剤として使われますが、抗炎症作用もあります。のどの痛み、炎症には使い勝手がよいです。ちなみに、同じ痛み止めでも。カロナールは抗炎症成分ではないので、痛みはとるけど腫れはひかないです。のどの腫れであればロキソニンを使うことをお勧めしています。

トラネキサム酸

のどの炎症、腫れによく処方されます。ロキソニンを使うまでもないときはトラネキサム酸で十分です。併用しても問題ありません。

トローチ剤

病院でよく処方されるあのトローチです。のどの殺菌に使います。デカニウムという陽イオン界面活性剤が入っており、細菌や真菌のたんぱく質を壊して殺菌するという作用機序を持ちます。消毒薬の部類です。ウイルスには効かないので、インフルエンザの予防にはならないです。なお、ガムでおなかが緩くなりやすい人は一日6粒くらいを限度にしましょう。

 

他にもありますが、有名どころをご紹介いたしました。

 


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