二日酔いになりやすい方へ


忘年会、新年会が多いシーズンも落ち着き、お茶の水・神保町界隈も少しだけ落ち着いてきたような気がします。あと1か月もすれば、送別会、年度末締めの宴会が控えていますので、肝臓を今のうちに休めておくとよいでしょう。アルコールは飲めば飲むだけ肝臓に負担をかけます。それでもアルコールを楽しみたいのは、アルコール自体が習慣性のある薬物だからです。ただ、未成年を除いて飲酒は法律で禁止されているわけではないので、自分の健康状態を加味して、アルコールとはお付き合いしたいものです。今回は、アルコールとお付き合いした結果、二日酔いになってしまう人に、薬局はどのようなケアがご提案できるのかをご紹介します。

五苓散

胃腸炎でも使う、とても便利な漢方薬です。熱っぽくなければ、五苓散を宴会前と宴会後に服用すると次の日に二日酔いに悩まされることが少なくなります。また、五苓散は体中の水分のバランスを整えてくれる漢方なのですが、より万全を期すなら水分補給もしておくとよいです。よくスポーツドリンクはやめておけ、ということが囁かれていますが、問題ないです。水分が速やかに吸収されるので、二日酔い対策できます。水でもスポーツドリンクでもよいので、とにかくお酒を飲んだあとは水分補給をしましょう。それでも二日酔いになってしまう人は五苓散や黄連解毒湯を使うとよいでしょう。なお、ヘパリーゼやクルクミンといった肝臓の機能を高めるドリンクやサプリメントがありますが、飲んだ方が効果がある人は確かにいますので、使っていただいてもよいです。コスト面で考えると、①水分補給、②五苓散か黄連解毒湯か半夏瀉心湯、③ヘパリーゼやクルクミン、各種肝臓水解物といった優先度だと考えています。ドラッグストアでも五苓散は売っています。もちろん、薬局お茶の水ファーマシーでも扱っていますので、お茶の水、神保町界隈で宴会がある方は、宴会前に当薬局まで来ていただけますと、万全の二日酔い対策を指南いたします。

黄連解毒湯

すぐに顔が赤くなってしまう、非常に酔いやすい、頭痛がひどいといった方には五苓散ではなく、黄連解毒湯をお勧めしています。漢方の中でもかなり苦い部類に入るため、錠剤タイプを使うとよいでしょう。酔いも醒めるくらい苦いです。錠剤タイプなら飲み込めばおしまいです。漢方は匂いも成分の一つとしてとらえられているので、最大限効果を引き出したい方は粉末タイプを使いましょう。こちらも宴会前と宴会後に使います。五苓散とはタイプが違うので、併用はお勧めしていません。余談ですが、二日酔い予防にビタミンというお話、宴会の席でレバーや刺身、枝豆、ほうれん草といったものが含まれているおつまみを食べていれば十分とれますので、ビタミン剤買うお金でOS-1(経口補水液)を飲んだ方がよいです。

半夏瀉心湯

暴飲暴食してしまう、喉がお酒と胃酸でやけてしまうような人に使います。お腹も崩しているようなときはなおよいです。半夏瀉心湯をお勧めするような人はそもそも生活を見直した方がよいです。ただ、症状緩和には使えるのでこちらでご紹介しました。どちらかというと事後に服用します。事前に使って、暴飲暴食もOK!というわけではありません。

OS-1(経口補水液)

ドラッグストアでも売っている、とても有名な経口補水液です。速やかに水分を補給できますので、二日酔い対策に、宴会後に使うととてもいいです。詳しくは下記の記事を参照してください。OS-1は当薬局でも販売していますので、お気軽に薬局までお求めください。

胃腸炎でつらい時には → https://xn--t8jvd551n2lnn90a6cd.jp/archives/1601

二日酔いの頭痛には痛み止めとしてロキソニンやバファリンを使う方もいらっしゃると思います。アルコールが分解されてできたアセトアルデヒドが脳の血管を拡張して、神経を圧迫することによって頭痛が生じます。作用機序としては鎮痛剤も使えますが、胃に負担をかけるもの、肝臓に負担をかけるものがあり、脂っこいものを食べ、飲み過ぎで頭痛がしているような人は肝臓も胃も弱っているので、さらに追い打ちをかけるようなご提案はしません。事前・事後対応として生活指導と有効な漢方薬・水分補給の指導が大切だと薬局お茶の水ファーマシーは考えております。また、漢方薬を飲んでいると二日酔いになりにくくなるわけではなく、簡単にいうと「二日酔いになるまでのアルコール限度量が増える」だけですので、お酒の飲み過ぎにはくれぐれも注意してください。胃腸、肝臓、腎臓は徐々に弱ってきます。弱っていくスピードを少しでも緩やかにするためには、アルコールとのおつきあいも一度見直してみてはいかがでしょうか。なお、アルコール摂取に対する最新のエビデンス情報として、お茶の水循環器内科さんのページがとても分かりやすいです。

アルコール摂取について新たなエビデンスが発表されました → https://ochanomizunaika.com/7396

ちなみに、薬局長はどうしているかといいますと、宴会前に五苓散と多めの水分補給をして、宴会後にまた五苓散と多めの水分補給をします。職場にも、家にも五苓散を用意しています。帰宅時にすでに酔いが回りすぎているときはOS-1も追加で飲んで、明日二日酔いにならないように祈りながら眠るそうです。

簡単ではありますが、二日酔いによく使われるお薬のご紹介でした。薬局お茶の水ファーマシーは御茶ノ水、神保町で元気に働くビジネスマンの宴会サポートにぜひご利用いただきたい薬局です。もちろん、健康相談のほか、禁煙のご相談、血圧やコレステロールのご相談にも乗ります。これからも元気に神保町で働けますよう、当薬局の薬剤師がサポートいたします。  

【薬局お茶の水ファーマシーについて】

薬局お茶の水ファーマシーはお茶の水・神保町で夜間土日も営業している薬局です。処方箋による調剤のほか、風邪や胃腸炎といった症状に合わせて薬剤師がお薬をご提案できます。夜間土日も営業していることから、神保町界隈のビジネスマンによくご利用いただいております。お医者さんのところに行く時間がない、病院が開いていなかったといった方には特にご利用していただきたい薬局です。

【通常営業時間】

・11時00分~20時00分(月、木、金、土、日)
・16時00分~20時00分(水曜日のみ) ※祝日、お盆休み、年末年始のお休みに関しては別途お知らせよりアナウンスいたします。

【アクセス】

・都営地下鉄・東京メトロ「神保町駅」A5出口より徒歩4分
・JR中央総武線各駅停車「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口より徒歩7分

とってもおいしいうどんのお店「丸香」さんの向かい、白いタイルのビル(水野ビル)の3階に薬局お茶の水ファーマシーがあります。

【具体的な業務について】

薬局お茶の水ファーマシーはどの医療機関の処方箋も受け付けております。初めて来局される患者様は在庫をお調べいたしますので、03-5577-7646までお電話ください。薬剤師が在庫をお調べいたします。また、お医者さんのところに行く時間がない、休日でどこもやっていないという場合は当薬局の薬剤師が症状に合わせてお薬をご提案することができます。

・咳、鼻水、鼻づまり、発熱、のどの痛みといった風邪症状の対応
・筋肉痛、肩こり、足のつり(こむら返り)といった症状の対応 ・花粉症の対応
・二日酔い、食欲不振、胃炎といった症状
・乾燥肌、皮膚のトラブル
・各種サプリメントや化粧品の相談
・オンラインお薬相談 → https://peing.net/ja/ochanomizu_ph
・医療機関と連携した受診勧奨

以上が薬局お茶の水ファーマシーが対応できる具体的な業務内容です。ちょっと調子が悪い時、お気軽に薬剤師までご相談ください。ご利用者の方の健康をサポートする、というのが薬剤師の仕事です。

注意事項

薬局お茶の水ファーマシーで販売できるお薬は「一般用医薬品」のほか、厚生労働省が定める「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」がございます。通常、医療用医薬品は処方箋がないとお薬が交付されませんが、「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」のカテゴリは薬剤師が対面し、患者記録・販売記録を管理し、必要最低限の量に限り販売ができます。この販売形式を「零売」といいます。神保町は土日で医療機関が休診しており、ドラッグストアにも薬剤師がいないことがあるため、地域医療への取り組みとして、上記のお薬の販売をしております。お求めの方は、当薬局の薬剤師までご相談ください。初回ご利用の方は法令で定められた簡単なアンケートにご協力ください。


<Pharmacy Tips !>
#ハチミツも処方されることがある
ハチミツは実は医薬品として登録されています。咳止めとして処方されたり、お子様のシロップの矯味剤として使われています。去痰、抗炎症にも効果があるので、喉の調子が悪いときに、家のハチミツを使ってみましょう(一歳未満のお子様には使わないでください)。