動物用医薬品における零売について


先日、ペットの犬の継続治療に動物病院で処方されている抗生剤と痛み止めを薬局お茶の水ファーマシーで販売されているかどうかのご質問をいただきました(センシティブな内容も含むため、内容は少し変えています)。

薬局お茶の水ファーマシーでは、主に人体に使われる医薬品を取り扱っております。当薬局は普段在庫していませんが、調剤薬局でも動物用医薬品をすべて取り扱うこと自体は可能です。動物用医薬品は「要指示医薬品」かどうか、「指定医薬品」であるかないかで分かれています。「要指示医薬品」は獣医師の診断、処方(指示書)がないと販売ができません。例えば、動物用の抗生剤は「要指示医薬品」かつ「指定医薬品」です。この「指定医薬品」は、薬剤師であれば取り扱えます。「指定医薬品」でないものに関しては、登録販売者による販売も可能です。

日本動物用医薬品協会「使用の規制」 → http://jvpa.jp/jvpa/?p=54#qa13
農林水産省「動物用医薬品の薬事制度」 → http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/yakuzi/pdf/hagaiyou.pdf

なので、大切な家族であるペットの専門治療の継続は獣医師の診断と処方指示がないと調剤薬局では販売できない、ということがご質問への回答となります。今までホモ・サピエンスの専門薬をメインで扱っており、動物用の医薬品の規制区分まで明確に回答できていなかったため、この場を借りてご回答いたしました。

獣医師と薬剤師の連携に関して、薬局お茶の水ファーマシーができることを考え直すきっかけとなりました。薬局は薬を取り扱い、適切な指導と医薬品の供給によって公衆衛生をサポートできる施設です。家族の健康上の悩みを薬学的にサポートできるよう、ホモ・サピエンスにこだわらずに薬を見つめ、精進していきたいとおもいます。

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※2019年3月24日から試験運用開始

この記事を書いた薬剤師

薬局お茶の水ファーマシー
代表取締役・管理薬剤師
片山 陸(かたやま りく)
「セルフメディケーション.com」管理人
一言:風邪や胃腸炎、花粉症といった急性疾患は薬局でもケアできることを広めたい薬剤師です。
東京理科大学薬学部薬学科卒

 

【薬局お茶の水ファーマシーについて】

薬局お茶の水ファーマシーは御茶ノ水・神保町・九段下周辺で夜間土日も営業している唯一の薬局です。処方箋による調剤のほか、風邪や胃腸炎といった症状に合わせて薬剤師がお薬をご提案できます。夜間土日も営業していることから、神保町界隈のビジネスマンによくご利用いただいております。お医者さんのところに行く時間がない、病院が開いていなかったといった方には特にご利用していただきたい薬局です。 処方せんを予め薬局まで画像で送っていただけますと、対応がとてもスムーズです。当薬局で採用している「空飛ぶ処方せん」というアプリをダウンロードすれば、1分程度で処方せんデータを送信することができます。→ 【動画付き】薬局に事前に処方せんを送るアプリ「空飛ぶ処方せん」の使い方

【通常営業時間】

・11時00分~20時00分(月、木、金、土、日)
・16時00分~20時00分(水曜日のみ) ※祝日、お盆休み、年末年始のお休みに関しては別途お知らせよりアナウンスいたします。

【アクセス】 → 交通案内

・都営地下鉄・東京メトロ「神保町駅」A5出口より徒歩4分
・JR中央総武線各駅停車「御茶ノ水駅」御茶ノ水橋口より徒歩7分

とってもおいしいうどんのお店「丸香」さんの向かい、白いタイルのビル(水野ビル)の3階に薬局お茶の水ファーマシーがあります。

【具体的な業務について】

薬局お茶の水ファーマシーはどの医療機関の処方箋も受け付けております。初めて来局される患者様は在庫をお調べいたしますので、03-5577-7646までお電話ください。薬剤師が在庫をお調べいたします。また、お医者さんのところに行く時間がない、休日でどこもやっていないという場合は当薬局の薬剤師が症状に合わせてお薬をご提案することができます。

・咳、鼻水、鼻づまり、発熱、のどの痛みといった風邪症状の対応
・筋肉痛、肩こり、足のつり(こむら返り)といった症状の対応 ・花粉症の対応
・二日酔い、食欲不振、胃炎といった症状
・乾燥肌、皮膚のトラブル
・各種サプリメントや化粧品の相談
・オンラインお薬相談 → https://peing.net/ja/ochanomizu_ph
・医療機関と連携した受診勧奨

以上が薬局お茶の水ファーマシーが対応できる具体的な業務内容です。ちょっと調子が悪い時、お気軽に薬剤師までご相談ください。ご利用者の方の健康をサポートする、というのが薬剤師の仕事です。

注意事項

薬局お茶の水ファーマシーで販売できるお薬は「一般用医薬品」のほか、厚生労働省が定める「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」がございます。通常、医療用医薬品は処方箋がないとお薬が交付されませんが、「処方せん医薬品以外の医療用医薬品」のカテゴリは薬剤師が対面し、患者記録・販売記録を管理し、必要最低限の量に限り販売ができます。この販売形式を「零売」といいます。神保町は土日で医療機関が休診しており、ドラッグストアにも薬剤師がいないことがあるため、地域医療への取り組みとして、上記のお薬の販売をしております。お求めの方は、当薬局の薬剤師までご相談ください。初回ご利用の方は法令で定められた簡単なアンケートにご協力ください。


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#火薬工場から見つかった薬
19世紀中頃に、火薬工場の従業員たちに頭痛持ちが多いことを調べた結果、ニトログリセリンの血管拡張作用が原因でした。そこから、狭心症の発作治療薬としてニトログリセリンは使われています。