アマゾンのPBブランド「PHARMA CHOICE(ファーマチョイス)」のラインナップをまとめてみました。その2


それではアマゾンのPB医薬品の解説、その2です。※令和元年5月24日現在の情報を元に書いています。

前回 → アマゾンのPBブランド「PHARMA CHOICE(ファーマチョイス)」のラインナップをまとめてみました。その1

 総合ビタミン剤 アリナロングEX錠アルファ 270錠

3錠(1日最大服用量)中
成分:フルスルチアミン塩酸塩(ビタミンB1誘導体)
分量:109.16mg(フルスルチアミンとして100mg)

成分:トコフェロールコハク酸エステルカルシウム(ビタミンE)
分量:103.58mg(dl-α-トコフェロールコハク酸エステルとして100mg)

成分:ガンマ-オリザノール
分量:10mg

成分:ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)
分量:100mg

成分:シアノコバラミン(ビタミンB12)
分量:1,500μg

成分:パントテン酸カルシウム
分量:30mg

成分:ニコチン酸アミド
分量:60mg

補助的に使う分には成分的に問題なく、90日分で3,000円弱だととても良心的な価格です。ビタミンB12の含有については、医療用のメチコバールと同じではありません。ビタミンB12は4種類存在し、末梢神経障害に使われているのはメコバラミン(メチコバール)のみです。そして、ビタミンB12の欠乏は菜食主義を貫かない限り、日本国内ではほとんどの人が1日摂取量を満たしているため、末梢神経障害に用いたい場合は、シアノコバラミンではなく、メコバラミンのほうが優位な結果が出ているので、そちらを使いましょう。ナボリンSなどがそうです。活性型ビタミンb12と検索するか、メコバラミンと検索してみてください。メコバラミンの場合は結構割高です。

「健康食品」の安全性・有効性情報→ https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail177.html

ちなみに、上記のサイトは国立健康・栄養研究所が運営しており、世の中の様々なサプリメントや健康食品について、科学的根拠を元にその有効性、安全性について情報発信されているサイトです。健康食品のことはだいたい載っています。

水虫治療薬 キルカミンV8水虫クリーム 30g

ブテナフィンとかゆみ止めが配合された水虫クリームです。81.5%くらいのひとが水虫だったら改善します。残念ながらカンジダ菌には効かないです。間違ってもデリケートゾーンには使わないようにしてください。この水虫クリームには、病院の薬とは違ってメントールが入っているため、清涼な使い心地が好きな方もいらっしゃるでしょう。水虫のケアとして、30gと比較的容量が多い割に1,232円と、値段も抑えられています。1週間は十分持ちますので、まずはケチらずにたっぷり患部に塗って様子を見てみます。収まってきても、まだ皮膚の中に水虫がいるので、調子がよくなってきたら、そのまま追加で3週間続けましょう。

かかと足裏の水虫治療薬 キルカミンU10クリーム 40g

ブテナフィンに尿素を配合した水虫クリームです。指間ではなく、かかと足裏にできた水虫の治療に使います。かかとの皮膚は厚く、柔らかくしてブテナフィンを浸透させやすくします。夜に塗った後、靴下で保護するとより浸透しやすいです。通気性の良い靴下を使い、朝になったら履き替えましょう。40g入って1,275円と、クリーム単体のときより安いのですが、指間に使う場合は用途が違うので、尿素が入っていないタイプの水虫クリームを使いましょう。

水虫治療薬 テルバスターEXクリーム 25g 

こちらはテルビナフィンが配合された水虫クリームです。ブランド名はラミシールです。治療率は74.3%ですが、カンジダ菌にも有効です。水虫の人をターゲットとしている場合、上記のキルカミンV8水虫クリームのほうが治療成績はいいです。値段も25gで1,650円と、やや割高です。

皮膚疾患治療薬 ラカナウPVA8軟膏 20g 

成分はプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、病院の薬で言えばリドメックス軟膏です。強さはマイルド、皮膚がとても薄いところでなければ、広い範囲に使うことが出来ます。湿疹や赤みに使いますが、リドメックスを使ったことがある人ならオススメできます。かゆみを抑える成分がほかにも入っていますが、リドメックスが入っている時点で気休め程度の存在になっています。20gで1,199円と、使う部位が広範の場合は少し割高かも知れません。手湿疹や虫刺され、軽いあせも程度に使いましょう。

仕方がないことですが、ステロイドの一般名はややこしく、ブランド名で覚えていることがほとんどのため、アマゾンのサイトだとわかりづらいですね。ステロイドの強さも分かりづらいため、買うには躊躇してしまうアイテムだと感じられます。

※クリームタイプもあります。クリームタイプは人によって刺激性があるので、基本は軟膏を使ったほうがいいです。

あせも用にジフェンヒドラミンが配合された軟膏もあります。非ステロイドで、どこでも使えることが利点ですが、効果もそれなりです。比較的安全に使えます。アマゾンPB医薬品では、今のところ、ステロイドはリドメックス(強さmild)、その他のかゆみにはジフェンヒドラミン、という分け方になっているみたいですね。アマゾンPBでなければ、ベトネベートN軟膏AS(リンデロン、strongなステロイド)あたりが限界で、very strongにあたるものは見当たらないみたいです。

点鼻スプレー 鼻炎スプレーN 30mL

ナファゾリンという鼻づまりを改善する成分が含まれています。他にもかゆみ止めや殺菌剤も配合されていますが、この薬の一番のポイントはナファゾリンです。2分もしないうちに鼻づまりが改善する、かなり即効性がある成分です。1本408円とかなり安いですが、使いすぎると逆に鼻づまりがひどくなってしまうため、これを1週間毎日4回使っているようであれば、鼻づまりを改善する内服薬(抗アレルギー薬、葛根湯加川芎辛夷)などを使ったほうが良いでしょう。鼻づまりでちょっと一時しのぎしたい場合にとりあえず一つ持っておくのも手だと思います。特に、鼻声で仕事にならないという場合のやり過ごしにはとても向いている薬です。5本まとめ買いがアマゾンではできますが、この使い方はあまりおすすめできません。30mlであれば、1週間はもちますし、常に使っているようであれば、副作用として逆に鼻づまりがひどくなり、マッチポンプな使用方法となってしまいます。

アレルギー専用点鼻スプレー ベルダサポートAG点鼻薬 30mL

クロモグリクという抗アレルギー作用のある成分と上記のナファゾリンが配合された点鼻薬です。アレルギー性鼻炎に使われますが、特に鼻づまりがひどいときのみ使うようにします。常用するとかえって鼻づまりが悪化するということを踏まえると、アレルギー性鼻炎のコントロールというよりも、上記の鼻炎スプレーのように、応急処置として使うほうがよいです。1本1,058円と鼻炎スプレーNに比べると割高で、鼻炎スプレーNが効かないときにこちらをつかうというより、素直にステロイドを使ってコントロールしたほうがよいでしょう。

アレルギー性鼻炎のコントロールは、耳鼻咽喉科で処方されるステロイド点鼻液や、アルガードクリアノーズ(要指導医薬品)というステロイド含有点鼻薬を使うことが推奨されます。要指導医薬品はドラッグストアや薬局において薬剤師が対面販売しなければいけないため、アマゾンではまだ取り扱っていないです。

 

まだまだ商品があるため、その3に続きます。


<Pharmacy Tips !>
#夏バテ
ダルさを感じたときは経口補水液を試してみましょう。脱水による夏バテの場合、栄養ドリンクよりも有効です。冷蔵庫に1本は備蓄しておくと頼りになります。また、胃腸炎にも効果がありますので、胃腸風邪の場合にも有効なドリンクです。