オンライン署名サイト「Change.org」で「緊急避妊薬(アフターピル)の分類を『処方箋医薬品以外の医薬品』に変更し、薬剤師が提供できるようにしてください」というオンライン署名活動が始まりました。


薬局お茶の水ファーマシーは、処方せん以外の医療用医薬品の販売(=零売)と処方箋に基づく保険調剤を組み合わせた、全国でも珍しい形態を取る薬局です。処方せん以外の医療用医薬品は海外では、「BPC」と称されています。Behind the Pharmacy Counterの略で、薬剤師が直接管理・保管し、販売時には薬剤師によるコンサルティングを要する薬のカテゴリです。

今年の6月6日に、オンライン署名サイト「Change.org」(チェンジ・オルグ」で「緊急避妊薬(アフターピル)の分類を『処方箋医薬品以外の医薬品』に変更し、薬剤師が提供できるようにしてください」というオンライン署名活動が始まりました。薬局お茶の水ファーマシーも、緊急避妊薬の有用性と入手困難な事情を踏まえ、薬剤師が対面でカウンセリングして販売できる処方せん以外の医療用医薬品(=零売)を行っている薬局として協力したいという思いで賛同しています。

緊急避妊薬の分類を「処方せん以外の医療用医薬品」に変更するには、緊急避妊薬の適切な管理を薬剤師ができるのか、どのように管理して、緊急避妊薬を必要としている人に届けるのかをしっかり意見を出していかないと実現しません。

ただ、議薬局お茶の水ファーマシーとしては、零売の対応実績や地域住民・地域医療機関の理解が欠ける中では署名が集まりにくいと考えています。というのも、薬剤師が処方せん以外の医療用医薬品を販売できることが世間一般で認知されていないこと、零売にあたって地域医療機関との連携が確立している薬局が少ないことが、議論を加速するために不足しているからです。やったことがないことに賛同することは難しく、立場があって賛同しづらい方もいらっしゃいます。

その中で、零売を実践している薬局お茶の水ファーマシーが具体的にできることは、地域住民の皆様と、地域医療機関の関係者様の理解を踏まえて、薬局の現場で、緊急避妊薬が必要な人へのサポートとして、署名活動を募ることです。当薬局の零売をご利用されている方には、ご理解・ご協力いただけますと幸いです。ご賛同いただける方が増え、少しでも議論の礎が築ければ、BPC化、最終的にはOTC化が進むと考えられます。ちなみに、海外では、BPC化されて、2013年にはOTC化されています。

BPC化した緊急避妊薬についての記事・日経DIオンライン「えっ!OTC薬じゃなくてBPC薬?」 → https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/di/column/mainichi/201711/553526.html

 

 


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