2019年8月31日(土)、9月1日(日)は通常通り営業しています。+零売についての小話

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2019年8月31日(土)、9月1日(日)は通常通り営業しています。

・2019年8月31日(土) 11:00~14:00、16:00~20:00(処方せんは2019年8月28日(水)からの期限のものは対応できます)
・2019年9月1日(日) 11:00~14:00、16:00~20:00(処方せんは2019年8月29日(木)からの期限のものは対応できます)

本日2019年8月31日に東京都港区に処方せんなしで医薬品が買える零売薬局「セルフケア薬局 雷門店」さんが営業を開始されます。 → https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000048295.html

都内にはこれで零売を公表している薬局は5店舗くらいでしょうか。セルフケア薬局さんは3年以内に100店舗、零売を取り扱う薬局を開局するそうです。医薬品へのアクセスがよくなり、薬剤師がカウンセリングすることで適切な医薬品を選びやすく、より安全に服用できるようになります。保険調剤は扱っていないそうなので、処方せんと零売を両方とも一度に済ませたい方は薬局お茶の水ファーマシーまでどうぞ。こちらは公表している店舗が都内では2店舗しかなく、練馬とお茶の水くらいです。

ちょっとしたお話ですが、零売はそもそも薬剤師が昔からやっています。薬局内の従業員に販売するケースがまさに零売で、こちらは薬歴管理やいつ誰にどれだけ何を売ったかを詳細に記録していないこともあり、公にしていないケースがあります。公にやってしまうには近隣医療機関への影響や、薬物乱用、副作用の管理指導に対してハードルがあるため、実際には一般的な調剤薬局で患者さん向けに零売を行うことが難しいとされています。

市販薬でも十分対応できるため、零売まで踏み込まなくても問題ないという見方もあります。市販薬は値段が高く、単剤ではなく、複数の医薬品がまとめて入っているケースもあり、適切な医薬品の提案でも結構な値段になることがあり、保険を使ったほうが安く済んでしまいます。また、昔は高齢者は医療費が無料だったため、とりあえず病院に行くという習慣が下の代まで継承されてしまっているという研究もあります。

薬局お茶の水ファーマシーの零売に関して言えば、急性疾患は保険よりも安く、市販薬よりも安く、そして薬剤師がしっかりカウンセリングを行うことで飲み方、薬の管理方法、悪化したときの対応までフォローできるため、地域サービスとして取り組んでいます。零売の利益は処方せんに基づく調剤より少ないことも普及しない一つの原因かもしれません。薬局経営者も零売が儲かればやる、という見方をされている方もいらっしゃり、実際に取り組んでいる身からすると、患者さんの生活と薬をしっかりフォローできるようになることが一番の成果で、零売自体で何かが大きく変わるわけではありません。生活習慣病も、不眠も、急性疾患も虫歯予防もお肌のトラブルも、まとめて相談に乗り、まとめてフォローできる事自体に薬剤師としての価値があると捉えています。零売はあくまでも手段に過ぎません。

国からはかかりつけ薬剤師、健康サポート薬局としての「官製薬局」が保険で構造的に作られてしまっており、保険も自費も混ぜ込んだ議論が成熟しておりません。花粉症の保険適応除外の議論も、それぞれの団体が声明を発表していますが、国として、次世代の子供達に引き継げる体制として、医療政策を打ち出せていません。そもそも今に至って、ようやく市販薬の販売実績や販売経路の調査に予算を出すほど、関心がない分野だったのです。孫の財布を使って医療サービスを受けているもの同然で、その現実をしっかり直視して、できることから一歩ずつ実績を残すために、薬局お茶の水ファーマシーは零売に取り組み、実績や運用の実際について公表しています。次世代に残せるサービスとして、今後も成長させて参りますので、ぜひ薬局お茶の水ファーマシーをどうぞよろしくお願い致します。


<Pharmacy Tips !>
#腎臓の点数「eGFR」
血液検査の結果に記載されているeGFRは腎臓の元気度を点数化したものです。50以下になると、腎臓がお薬を出すスピードが遅くなってくるので、飲んでいるお薬の量を調節することがあります。普段から減塩を意識して、腎臓も労ってあげましょう。