2019年10月からの消費税増に対する薬局お茶の水ファーマシーの対応について
2019年10月より、消費税が上がりますね。増税前の買い煽りや、増税後の買い控えがあったり、世の中が大きく注目しています。
薬局お茶の水ファーマシーは処方せんを取り扱う保険調剤薬局に該当します。医療費は非課税なので、直接課税されるわけではありませんが、診療報酬、調剤報酬は管理に関わる費用、資材に対して消費税がかかっているため、増税分の補填として、医療費がわずかながら増加しています。医薬品の値段に関しては、毎年引き下げられる傾向にあり、消費税増税分を加味しても、全体を通してみれば値下がりしているため、窓口の支払いではさほど差を感じることは少ないかもしれません。
消費税増税に際して、軽減税率とキャッシュレス決済による消費者還元サービス、プレミアム商品券が大きな目玉となっておりまして、薬局お茶の水ファーマシーでの対応をこちらで解説いたします。
・軽減税率の対象は経口補水液のOS-1のみです。
・当薬局は「キャッシュレス・消費者還元事業」の補償対象外です。※保険調剤薬局を運営する事業者は対象外 → https://cashless.go.jp/
・プレミアム商品券 → 千代田区プレミアム商品券取り扱い店舗です。他区のプレミアム商品券はお取り扱いしていません。
・処方せん以外の医療用医薬品の販売に関して、消費税8% → 10%に増加されますが、薬の値段は全体で約3%値下げしたので、実質約1%値下げです。
ご不明点などがございましたら、窓口までお問い合わせくださいませ。

<この記事を書いた薬剤師です>処方せんが必要なお薬だけではなく、風邪や花粉症といった軽症で使用するお薬の相談・販売も承っております。その他にも、栄養剤、サプリメント、化粧品、洗剤など、ケミカルな相談もなんでも受け付けております。薬局のLINE公式アカウント、お電話、薬局窓口までお気軽にどうぞ。
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<Pharmacy Tips !>
#火薬工場から見つかった薬
19世紀中頃に、火薬工場の従業員たちに頭痛持ちが多いことを調べた結果、ニトログリセリンの血管拡張作用が原因でした。そこから、狭心症の発作治療薬としてニトログリセリンは使われています。