けんぽれんより「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」が発足しました。

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けんぽれんは今年の9月より、健康保険の給付見直しについて提言を発表しております。 → けんぽれんが「2022年危機に向けた健保連の提案・平成30年度健保組合決算見込み」を発表しました。

けんぽれんはさらに、「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」を発足し、ツイッターによる拡散や問題提起を行っています。プロジェクトの提言内容としては、

●75歳以上の医療費の自己負担を、今の原則1割から、低所得者に配慮しつつ、原則2割に引き上げる給付と負担のアンバランスを是正します

●75歳以上のうち、現役並み所得者の医療費の財源について、ほかの75歳以上と同じように、5割を公費でまかなう拠出金負担の増加に歯止めをかけます

●市販品で代用できる薬を保険適用から外すなど、医療保険の給付範囲を見直す医療費の伸びを抑え、健康保険制度を持続させます

上記の3つを掲げています。「2022年危機に向けた健保連の提案・平成30年度健保組合決算見込み」でその詳細を確認することができます。

このプロジェクトはアンバサダーとして、カンニングの竹山さん、元サッカー日本代表の松木安太郎さん、お笑い芸人の夢屋まさるさん、モデルの古川優香さん、アイドルグループ「東池袋52」のみなさん、あの蛭子能収さん、フクロテナガザルのケイジ、インターネットミーム「現場猫」を生み出したイラストレーターのくまみねさんが参加されています。

令和元年10月10日16時17分現在、ツイート数は43,268で、あと6万ツイートほどあれば、国会に声を届けてくれるそうです。

詳しくは下記リンクをご参照ください。

けんぽれん「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」 → https://www.kenporen.com/public-relations/tweet_project2019/

「10万ツイート達成してみんなの声を国会に届けるぞプロジェクト」特設サイト → https://www.kenpoyabai2019.com/?fbclid=IwAR0sdUBDRC2X2w3qmrhYXhYSSwMxwDtqu7k8nk3UQhTYkNyi4_52YnSspbA

 

あの蛭子能収さんが描いた「10割負担の未来絵図」をご紹介します。

・病院迷子 → 健康保険がなくなれば、病院によって値段がわかるため(自費診療)、安い病院を求めて病院迷子が発生するそうです。

・気合治療 → 病院に行ったときの自己負担が増えるため、自己判断による治療や自然放置により、却って悪化させる場合が増えるそうです。

・遠い存在になる病院 → 自己負担が高くなるため、普段より病院に行きづらくなるようです。

・インフルエンザバトンパス → インフルエンザになっても病院に行きづらくなり、家族に感染するリスクが増えるそうです。

・高価な薬 → 一部の医薬品が1000万円を超えるようになるかもしれません。

・驚きの5段ベッド → 健康保険が使えないため、劣悪な病室環境になるかもしれません。

・仰天請求 → 請求書を見て、さらに具合が悪くなってしまう金額になっているかもしれません。

・半分治療 → 大きな怪我、病気は高額になるため、お金を払えるところまでの治療になるかもしれません。

・健康保険ロス → 1人が病気になっただけでも医療費がかさみ、家族の暮らしが成り立たなくなる恐れがあるかもしれません。

上記はかなり煽っているため、一つ一つ冷静に見ていく必要があります。

病院迷子の前提となる健康保険がなくなることに関しては、健保連自体が提言しているフランス式の自己負担(お薬によって自己負担率が変動する)を採用することで、高額な医薬品に関しては、引き続き健康保険でのカバーになると考えられます。なので、仰天請求や高価な薬の未来絵図も煽りがかなり入っています。

気合治療に関しては、自己負担率による気合治療選択率の上昇を研究した論文(梅原 昌宏, 山田 康夫(2012年), 「患者自己負担率の引き上げによるセルフメディケーション推進に関する研究」, 『医療と社会』, 22 巻, 2 号, p. 139-156 )もあり、実際にはフランス式の自己負担率にソフトランディングしないと、却って治療費が高くなってしまい、経済的ではありません。

インフルエンザバトンパスに関しては、そもそも症状緩和で言えばドラッグストアや薬局でも十分対処でき、抗インフルエンザ薬を使用するハイリスク群(小児、高齢者、重度の疾患を持っている方)以外の普段元気な方は、病院に行くまでもないことがほとんどです。

薬局お茶の水ファーマシーは健康保険を次の世代に残せるよう、薬局による医療用医薬品の販売の促進(零売)を行っています。ちょっとした体調不良、風邪、腰痛、花粉症といった症状の緩和に薬剤師がしっかりカウンセリングを行い、つらい症状に対して薬学的に適したお薬をご提案することができます。今年の2月から初めて、9月までに医療費削減として123万円を達成することができました。 → 【ご報告】平成31年2月~令和元年9月の零売による医療費削減累計額は約123万円でした。

けんぽれんのプロジェクトに薬局お茶の水ファーマシーは賛同すると同時に、薬局でも医療費削減の取り組みを引き続き行ってまいりますので、ぜひ当薬局をご利用いただけますと幸いです。


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