2019年11月8日(金)に全世代型社会保障検討会議が行われ、その配布資料が閲覧できます。

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全世代型社会保障検討会議(第2回)配布資料 → https://www.kantei.go.jp/jp/singi/zensedaigata_shakaihoshou/dai2/siryou.html

全世代型社会保障検討会議とは、少子高齢化と同時にライフスタイルが多様となる中で、誰もが安心できる社会保障制度に関わる検討を行っている会議です。配布資料の中で、医師会、歯科医師会、薬剤師会のスタンスがある程度把握できます。医療費抑制のために、保険給付の対象にメスを入れることへのリスクを医師会と薬剤師会は主張しています。歯科医師会は、予防歯科への取り組みで実績が出ているので、医師会、薬剤師会よりはトーンが穏やかではありますが、いずれも共通しているのは、患者負担の増額が受診抑制に繋がり、かえって医療費が上がってしまうことを危惧しているメッセージを発信しているということです。

公益社団法人日本医師会 横倉義武氏提出資料(PDF/1,540KB)PDFを別ウィンドウで開きます

公益社団法人日本歯科医師会 堀憲郎氏提出資料(PDF/1,048KB)PDFを別ウィンドウで開きます

公益社団法人日本薬剤師会 山本信夫氏提出資料(PDF/897KB)PDFを別ウィンドウで開きます

反対に、小さなリスクは自助で、大きなリスクは皆で支える共助、公助を主軸においた主張が三菱総合研究所から出ています。 → 株式会社三菱総合研究所 武田洋子氏提出資料(PDF/1,054KB)PDFを別ウィンドウで開きます

1961年に国民皆保険ができてきて、58年経過していますが、人口動態や社会情勢は当時とは違い、診療報酬や薬価も年々適正化に動いています。大きなリスクに備えるには、日頃から小さなリスクを自助で対処し、大きなリスクに対処するための人的リソース、経済リソースを確保するには、診療報酬や調剤報酬の適正化はこれからもどんどん進んでいくでしょう。薬局お茶の水ファーマシーも自助に対する一つの対応として、零売対応による一次対応を近隣医療機関と連携して取り組んでいます。

医師不足、医師の働き方改革が叫ばれている中、コンビニよりも多い薬局、30万人ほどの薬剤師にも一次対応としての零売が広まれば、専門治療を必要とする方に専門医のリソースを割くことができます。しかし、零売自体はその実態が把握しづらく、医療、経済に対する効果が分かりづらいものであることも確かです。常備薬の相談から、専門医から処方されたお薬、サプリメント、化粧品、洗剤といったケミカルまで、手広くフォローできるため、ぜひ一度零売を通して、その手広さを実感していただきたいところです。引き続き薬局お茶の水ファーマシーをどうぞよろしくお願い致します。


<Pharmacy Tips !>
#頓服は気持ち多めのお水で
発熱時の解熱鎮痛剤のように、すぐに効いてほしいお薬は気持ち多めのお水で服用しましょう。胃腸管に接触するお薬の表面積が大きくなるために吸収が促進されます。ぬるま湯だと更に速く効きます。