2020年1月15日、スギ花粉症における鼻腔内ステロイドによる予防的治療を開始する適切な時期の決定についての研究「Determining an Appropriate Time to Start Prophylactic Treatment with Intranasal Corticosteroids in Japanese Cedar Pollinosis.」をまとめました。

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2020年1月15日、スギ花粉症における鼻腔内ステロイドによる予防的治療を開始する適切な時期の決定についての研究「Determining an Appropriate Time to Start Prophylactic Treatment with Intranasal Corticosteroids in Japanese Cedar Pollinosis.」をまとめました。

鼻腔内ステロイド(フルナーゼ、アラミスト、ナゾネックス等)による予防的治療は、花粉による季節性アレルギー性鼻炎に有効で、花粉症の時期には頻繁に処方されている点鼻薬です。しかし、この治療を開始する適切な時期は正確にはよくわかっていません。岡山大学の研究によると、2014年2月1日から、スギ花粉症の患者は、フルチカゾン点鼻薬(FFNS)を8週間(グループA:n = 24)、プラセボ鼻腔スプレーを2週間、FFNSが6週間(グループB:n = 23)、または4週間のプラセボと4週間のFFNS(グループC:n= 23)で効果を検証しました。主要評価項目は、総合鼻眼症状スコア(total naso-ocular symptom score)の比較でした。増分費用対効果比(ICER)を含む二次エンドポイントも決定されました。グループAとグループBはそれぞれ3週間と1週間の予防処置を受けましたが、グループCは発症後の処置を受けました。花粉飛散のピーク期間中、グループ間、特にグループAとCの間で総合鼻眼症状スコアの有意差が見られました。グループBとグループCのICERは、グループAとグループCのICERよりも低かった。フルチカゾン点鼻薬(FFNS)による長期予防治療は臨床的に最も強力な治療であるのに対し、短期予防治療は花粉誘発性アレルギー 性鼻炎に対して費用対効果が高いとしています

花粉症治療薬の保険適用除外の話もあり、花粉症の症状緩和と対費用効果もあわせて考えていく必要があります。この研究では、しっかり花粉症をコントロールするには3週間前から開始するほうがよいのですが、その分費用もかかってしまうということがわかりました。軽症の方だと、3週間前から予防投与する必要があまりないとも考えられます。点鼻ステロイドも、花粉症で使う飲み薬も薬局お茶の水ファーマシーで相談、販売することができます。そろそろ花粉症の時期も近づいてきました。前もって相談いただくことも大歓迎ですので、花粉症でお困りの方はぜひ薬局お茶の水ファーマシーまでご来局ください。

<Pharmacy Tips !> #抑え酒はダメだった 二日酔いの最中にアルコールを摂取しても、幸福感・満足感は改善されません。飲料が冷たいと頭痛が悪化するリスクもあることが報告されています。 Ugeskr Laeger.179(50):V69578,(2017) PMID:29260703