普通のトイレットペーパーでも、おしりセレブ状態になるアイテム「薬用サニーナ」を取り扱い始めました。

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先日、薬局をご利用いただいている方から、「薬用サニーナ」という花王から出ているお尻の洗浄剤がとても良いということをお伺いしました。洗浄剤が好きな薬局長は早速「薬用サニーナ」を購入して、その有用性を本記事でご紹介するとともに、薬局での取り扱いについてもお知らせいたします。

まず、「薬用サニーナ」とは、1985年から花王で販売されている、知る人ぞ知るロングセラーとされています。お尻がひりひりする、かぶれる、温水洗浄機がないといったサニタリーな悩みの解決策として販売されています。スプレータイプと泡タイプがあります。使い方はいずれも、お尻を吹く前に、トイレットペーパーに数回プッシュして、患部にさらっと塗布しておきます。その後はサニーナが付いた状態(お尻セレブ状態)で排便しますと、拭き取り時に肌への優しさを実感できます。

使用感は若干違い、泡タイプはまんべんなく患部に塗布しやすく、スプレータイプはピンポイントに塗布しやすく、さらっと使えます。泡タイプはガスが入っているので、一見飛行機持ち込みができなさそうですが、サニーナの分類が「医薬部外品」でかつ、100g以下なので、ジップロック的な袋に入れておけば機内持ち込みもOKです。

参考:航空局安全部空港安全・保安対策課航空保安対策室「量的制限の対象となる液体物のリスト」 → https://www.mlit.go.jp/common/001105372.pdf

「薬用サニーナ」の成分はジメチルイソプロピルアズレン(アズレン)が入っており、これが抗炎症作用を示します。アズレンはポピュラーな外用の消炎剤で、お尻のヒリヒリに使われることはもちろん、喉の炎症を抑えるためのうがい薬から、やけど、胃薬まで、広く使われているお薬です。また、シクロジメチコンがお尻セレブ状態の主成分で、サラッとした使用感はシクロジメチコンのコーティング効果によるものです。シクロジメチコン自体はシリコンの一種で、肌につけると一時的にスベスベになること(揮発するので肌には残らないです)から、シャンプーやリンスで指通りをなめらかにするためによく使われています。ノンシリコンがいいという風潮が一時期あったかもしれませんが、少なくともシクロジメチコン自体は使っても短時間で揮発するので肌に残らないです。撥水作用もあるので、事前に「薬用サニーナ」を塗布することで、シリコンコーティングして排便して、快適な拭き取りを実現できるお尻セレブ状態になれます。あとは保湿剤としてスクワランも入っていますが、あってもなくてもよいです。アズレンとシクロジメチコンが「薬用サニーナ」の本体と考えて良いです。泡タイプには、アズレンとジメチコン(シクロジメチコンとは厳密には違いがあり、使用感にも影響しています)の他に、塩化ベンザルコニウムという殺菌剤も含まれています。塩化ベンザルコニウムでこまめに殺菌する必要はおしりにはあまり必要性がないので、スプレータイプと泡タイプは好みの使用感に合わせて選択して良いです。泡タイプのほうが、まんべんなく塗ることができますが、ややコストが高いです。

薬局お茶の水ファーマシーのお手洗いに2種類、サンプルをご用意しておりますので、試してみたい方はご来局の際、使ってみてください。

当薬局でもお取り扱いを開始しますが、アマゾンでも普通に取り扱っています。おしりセレブ(トイレットペーパー)をランニングするよりはコストが押さえられます。

<Pharmacy Tips !>
#痛風発作も慢性腎臓病進行のリスク因子
18歳以上の痛風患者6万8897例(痛風罹患群)と年齢や性別等をマッチさせた55万4964例(対照群)とを、中央値で3.68年の追跡した結果、CKD進行のリスクは対照群と比較して痛風罹患群で、29%有意に上昇(HR 1.29、95%CI 1.23-1.35、P<0.001)したことがわかり、痛風発作は慢性腎臓病進行の独立した危険因子であることが明らかになりました。
BMJ Open. 2019 Aug 28;9(8):e031550. doi: 10.1136/bmjopen-2019-031550.