薬と健康の週間特集③ お薬手帳に記載しておいたほうがいいこと

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令和2年10月17日から23日までは「薬と健康の週間」です。

薬局お茶の水ファーマシーでも、「薬と健康の週間」啓発活動として、オリジナルポスターを店頭に置きながら、特集記事の更新に勤しみます。

今回は「お薬手帳に記載しておいたほうがいいこと」でございます。

少し前から、お薬手帳を持ってくると保険調剤のお会計が安くなるように制度が変更され、だいたい6割くらいの人がなんだかんだ手帳や電子お薬手帳を持参されるようになってきました。紙のお薬手帳が大半で、電子お薬手帳を使っている方はまだ割合としては少ないように感じます。どちらをご使用されても良いので、窓口まで持参いただけると、安全に服用できるかどうかを確認できますので、ぜひご持参ください。

紙のお薬手帳について、あらかじめ記載しておいたほうがよいことを今回はお話します。手帳の最初か最後のページに、「副作用歴」、「アレルギー歴」、「既往歴」を書く欄がありますので、ここはない場合はしっかり「なし」、あるときは「いつごろ」、「何で」、「どうなったか」を書いておくと、緊急対応時により正確な治療を受けやすくなりますので、書いておきましょう。副作用歴に関しては、同じような系統の薬が出ている場合は別系統を提案することができます。既往歴も、気管支喘息を持っている場合は、循環器内科のお薬では慎重に使用か、使用自体を避けたほうが良い薬もあります。新しい薬局でお薬手帳を渡す際には、お薬手帳参照と書いておけば、初回アンケートも省力化できます。新しくお薬手帳をもらった際は、しっかり上記の項目に記入し直しましょう。当薬局では、新しい患者さんのお薬手帳だと、初回アンケートの他に、該当ページの記入を確認して、書いていなければ一緒に記入のお手伝いをさせていただいています。副作用歴や既往歴から、普段の風邪薬や、診療所にかかる際にどのように伝えると安全にお薬を服用できるかのアドバイスもできますので、お近くの薬剤師まで一度相談してみると良いでしょう。

電子お薬手帳も非常に有効なツールですが、SNS通知がときおり見えてしまったりと、まだまだ個人情報の制限においては難しいところもあります。いずれ、薬剤師用に共有画面があったり、患者さん向けの画面を共有できたりをリアルタイムでできるようになると思いますので、それまでは紙のお薬手帳のほうが、お薬以外の個人情報を守るという意味では安全なのではないか、と個人的には考えています。

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